フジテレビなどで放映中のアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」、本日(7月21日)は鳥取が舞台ということで、久しぶりにリアルタイム視聴しました。
ご存知のこととは思いますが、ゲゲゲの鬼太郎の原作者である水木しげる先生は、鳥取県境港市のご出身。
今や境港は、妖怪のブロンズ像が並ぶ「水木しげるロード」を中心にした一大観光地となっています。
アニメは、鳥取が好きで鳥取の人口減少などを憂える妖怪の魔猫が、知事になりすまして人々を洗脳し(鬼太郎と猫娘でさえ洗脳されてしまいます)、「大鳥取帝国」を建国するも、鳥取を愛するおじさんの活躍で失敗に終わるという物語でした。
放送史上、これほど「鳥取」が連呼されたことは無かったのではないでしょうか。
鳥取の良いところがたくさん出てきて、観光業者としては感無量です。
さて、「悪者」としてこらしめられる側の魔猫でしたが、やり方が間違っていたとはいえ、鳥取を愛しているからこその行動だからと、放免されます。
面白おかしいストーリーの中に、全体主義や行き過ぎた同調圧力の危うさ、良かれと思ってやったことでも、やり方によっては危うい方向に流れて行ってしまうことなど、世間に対する風刺が効いていたと思います。
これは、戦争に翻弄された水木先生の思いを、制作に携わった方々が根底に置かれていたのではないでしょうか。
さて、来週のゲゲゲの鬼太郎も境港が舞台だそうです。
放映をご覧になって、少しでも気になったかたは、ぜひ鳥取へお越しください。
お待ちしております。
なお、県庁から境港までは車で2時間以上かかります。
はわい温泉から境港は、車で80分ぐらいです。